ヨーロッパなどでブドウが生垣仕立てが多い理由

千葉県印西市の方からのご質問。


昨日、ブドウ苗の地植えをしました。

天候も良く薄っすらと汗をかきましたが取り敢えずできました。

一応、霜の備えもしました。

写真をお送りします。

成長すれば何れはブドウ棚をつくることになります。

そこで質問ですが、欧州やアメリカなどの海外でのブドウ畑は一列にずっと並んで植えてありますがワイン用のブドウだからでしょうか?



こんばんは。

この度はお問い合わせありがとうございます。

花ひろばオンラインの高井 尽 (グリーンアドバイザー)です。

どうぞよろしくお願いします。

植え付けお疲れ様でした。

ヨーロッパやアメリカなどでのブドウ栽培で生垣仕立てが多い理由は地域の気候によるところがあります。

ヨーロッパ地方は比較的雨が少なく空気も乾燥しているので病気が少ないです。

生垣仕立てですと、果実が低い位置になるので収穫しやすいです。

ワイン向けの種類でなくとも、生垣仕立てでブドウもできます。

日本では棚仕立てが多いのですが、

日本の気候では高温多湿で春から秋にかけて雨が多く、ぶどうは雨の跳ね返りや雨が原因で病気になりやすいので、なるべく地面から遠いところで果実をならせたいわけで棚仕立てが多いようです。

お写真の送信ありがとうございます。お写真を拝見しました。

いい感じに植えていただきました。

ぶどうは幹が太るのに年数がかかるのであまり心配はありませんが、

支柱とビニール帯で結束されてると幹が太っていく過程で、ビニール帯が幹に食い込んでしまう場合があります。

なので、支柱との結束は麻紐などの自然と切れるものの方が良いです。

今後ともよろしくお願い申し上げます。

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