九州でリンゴを栽培する時の注意点

宮崎県宮崎市の方からのご質問

暖地でりんごを育てるにあたり、アドバイスをいただけましたらありがたいです。

りんごの王林とアルプス乙女の苗木は、夏の暑さを和らげてあげるためには、庭のどの方角に植えてあげるのが望ましいでしょうか?

庭の状況は次のような感じです。

☆東→朝日、お昼の日光は十分当たります。西日は建物で遮られます。 風通しは良いです。

☆東南→朝日、お昼の日光は十分当たります。西日は木の陰で多少遮られます。風通しは良いです。

☆南→朝から夕方まで日光は十分当たります。夕方まで西日が当たり続けると、気温、地温が上がるだろうことが心配です。日当たりは一番良いですが、真夏はりんごには暑い環境かも知れません。

夏の朝と夕方は木の周りに打ち水をしてあげたり、ミスト状のシャワーのように木に水をかけてあげたりといった対策も、良いでしょうか?

暖地でりんごを育てるために、いろいろ工夫していきたいと思います。

良いアドバイスをいただけましたら嬉しいです。どうぞよろしくお願いいたします。




おはようございます。

この度は、お買い上げありがとうございました。

花ひろばオンラインの高井 尽(グリーンアドバイザー)です。

到着のご連絡ありがとうございます。

苗を無事お届けできて、本当によかったです。

植物のほとんどが西日を嫌います。

夏の西日は地温が上がったり乾燥しやすくなりますので、葉焼けしやすくなったりもします。

なので、東側に植えていただくのが良いと思います。

りんごは冷涼な気候を好みますが、鹿児島県以北であれば育ちます。

暖地では果実の肥大が急速になりやすいので、扁平な果実になりやすいです。

また、サビ病などが発生しやすいのですが、晩成種の王林やふじなどを選べば心配なく育ちます。

晩成種ですと夜、蛾の被害が出ると言われますので、網をかけたり、黄色い防蛾蛍光灯があれば予防になります。あればでいいです。

暑い時期の葉水(枝葉にシャワーする)のは温度を下げる効果が期待できますが、湿気が増えて風通しが悪くなると、病気が出やすくなる場合があります。

また、水がレンズの役目をしてしまうと葉焼けの原因になりますので、夏の葉水はしないほうが良いと思います。

苗をなにとぞ、よろしくお願いします。

末永くかわいがってやってください。

今後ともよろしくお願い申し上げます。 

0コメント

  • 1000 / 1000