枯れている木の見分け方

キウイの苗をお届けした方からのご質問

先日、注文していたきういの苗2本(アップルキウイと孫悟空)が届きましたが、用土の表面がカラカラに乾いていました。

取りあえず、一晩水揚げして植えました。春までは発芽しないと思いますが、この後、活きているのかだめなのか確認する方法があったら教えてください。


こんにちは。

この度は、お買い上げありがとうございました。

花ひろばオンラインの高井 尽(グリーンアドバイザー)です。

到着のご連絡ありがとうございます。

苗を無事お届けできて、本当によかったです。

植え付けしていただき、ありがとうございました。

お届けの苗木がご心配をおかけしており、申し訳ございません。

キウイの苗木はこの時期はほとんど水を欲しがりませんので、表土が乾いていても土中は湿っていることも多いです。輸送中に水切れで枯れることはほぼありません。

一応、他の果樹も同じですが、落葉時期に苗木が枯れているかどうかを見分ける方法について解説します。

樹皮を爪や刃物で少し削ってめくってみて、樹皮の内側の形成層が緑色をしておれば、その部分より下は苗木は枯れておりません。

落葉時期のキウイで枯れている場合、樹皮に縦じわが入り、生気がなく干からびたような感じにも見えます。

そういう場合ですと、樹皮が硬くなってしまってめくりにくかったり、樹皮の内側の形成層が茶色く乾燥しています。

もし、樹皮の内側の形成層が茶色くなっている場合は、その部分よりも先は枯れています。

下の方もランサムに削って見て、形成層が青い部分を探し、青い部分があれば生きています。


樹皮をめくったら、またその樹皮を戻しておけば、数カ月で癒合してくっつきます。


ブドウやざくろ、ラズベリー、ウツギなど一部の樹種は樹皮がもともと干からびたような縦じわが入ったようになっている場合があります。

わかりにくい樹種もありますが、見慣れてこれば大抵樹皮の感じだけで枯れているのか、生きているのかがわかります。

この度は、お買い上げありがとうございました。

今後ともよろしくお願い申し上げます。 

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